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機能性成分情報

機能性成分情報

 

生体防御機能(いわゆる免疫機能)に関する食品の開発

 
 現在は食品が健康を維持するという考え方が一般的になってきていますが、以前は消費者も医療関係者もそういう発想はあまりありませんでした。過去の日本での栄養学では、食物の評価は栄養素と味覚に関するものが中心で、現在広く認められるようになった三次機能については評価されていませんでした。食と免疫についてはアレルギーとの関係のみで、アレルゲンを食物から除去する研究のみが進められていました。過去、食品の価値は「栄養」や「おいしさ」という側面から評価されてきましたが、1980年代に入り、高齢者の増加が社会問題として取り上げられるようになると、毎日の食生活を通じて、様々な病気を予防したいという流れが起こり、病気の予防に寄与する食品を対象とした研究が活発に行われるようになりました。1984年から1986年にかけて実施された文部省(現文部科学省)の特定研究「食品機能の系統的解析と展開」では、栄養機能を一次機能、感覚機能を二次機能と定義し、さらに、食品には生体調節機能(三次機能)があることを明らかにし、三次機能を有する食品を「機能性食品」としました。
 
〔食品の機能〕
    一次機能:栄養素やカロリーを供給する
    二次機能:味・香り・美味しさなどの感覚的機能
    三次機能:生体調節機能(生体制御、疾病の防止、疾病の回復、体調リズムの調整、老化抑制)
 
この特定研究を契機に、食品の三次機能研究が一層盛んになります。食物成分による免疫力(異物排除能)維持・向上の研究は日本が始まりと言える分野なのです。
昭和62年の厚生白書では第1編 第2章 総合的な社会サービスの推進 第4節 安全で快適な生活環境の確保・1 食品の安全性の確保に(新しい機能をもつ食品)として『食品については,生命を維持する機能と「おいしさ」を感じさせる機能があるが,最近,生体防御,体調リズムの調節等に係る第三の機能が注目されている(2-7)
 

 

そして、これらの機能を生体に対して十分に発現できるように設計された食品(いわゆる機能性食品)の研究開発が進められている。このいわゆる機能性食品は日常の食生活を通じての、より積極的な健康の増進に寄与するものと考えられるが、一方で、これらの食品が十分な評価を受けることなく商品として流通することは保健衛生上の問題があるため、これに対する適正な評価手法や認証、表示制度、国民に対する啓発普及の在り方等の検討に着手することとしている。』と、食品の機能による老化制御、疾患の防止、疾病の回復などによって国民の健康を増進することに期待されています。安全性と機能性の評価については機能性表示制度の導入によって認識が高まり、安心して利用出来る製品が広がると期待されています。安全性の確認と機能性成分(原料)の品質保証が出来るものが、安心して摂取できる機能性を有する食品と考えられます。
 
 

1.食物成分と免疫応答

 
生体に異物が侵入すると、生物はそれを抗原として認識し、その抗原に特異的に反応する抗体を作って、異物による障害からの防御を行います。このことを獲得免疫と言い、生体防御の重要な役割を演じています。しかし、この抗体との反応や急激なショック症状などの傷害作用が現れたり強められたりする場合があります。このような過激反応を起こすことを、アレルギーと呼んでいます。従来、食物の免疫応答については主にアレルギー反応が論じられており、食物の成分からアレルゲンを除去する加工が主として行われて来ました。
アレルギーとしての視点から考えると食物中にある抗原となる成分はマイナスの要因ですが、少し視点を変えて免疫系の刺激という考え方をすれば、特にⅣ型アレルギーに関与するような成分は、その反応がゆるやかであれば免疫を強化することになります。このような観点から食物成分の免疫細胞への作用を観察すると興味深い反応が得られます。実際、牛乳蛋白質のカゼイン、リン脂質の一種であるリゾリン脂質はインターフェロンを誘導しますし、リンゴやキウイなどの果物や、ホウレンソウ、タマネギ、ニンジン等の野菜はTNF産生促進作用や好中球の集積作用をもっています。
また食品成分の中には自然免疫と呼ばれる基本的な免疫応答を誘導したり、その機能を維持する成分が含まれる事も研究され、機能性食品に応用されてきています。
機能性食品の原料となる成分は、最初から活性をもった形で食品中に存在している顕在的なものと、不活性な母体が消化過程で分解されたり腸内細菌の働きによって生成するものが機能を持つもの、また食品成分に加工工程を経て機能を発現する潜在的形態のものなどが挙げられます。このような作用を応用した機能性食品が存在すれば、健康の維持、増進をはじめ疾病の予防や治療に広く応用することができます。
 
 

2.食物繊維(難消化性多糖)の免疫調整作用

 
食物中には種々の多糖類が含まれています。食物繊維(難消化性多糖)の多くに免疫調整作用、いわゆるBiological Response Modifier (BRM)としての働きがあることが報告されています。多くの場合はin vitro test(生体外試験)における効果ですが中にはヒト経口摂取による効果が認められているものもあります。近年、消化管粘膜の免疫器官としての機能が評価されつつありますが、それと合わせて食物中の難消化性多糖による免疫維持・向上作用の研究も進んでいます。食物として摂取した難消化性多糖は腸管を通過する時に消化管粘膜を刺激するか、腸内細菌の餌となり有用な生成物を産生するか、また一部は吸収され免疫システムに影響を与えていると考えられます。
 
 

3.糖鎖の豊庫 ヘミセルロース

 
難消化性多糖でもキノコや酵母由来のβグルカンについては様々な製品もあり、数々の知見が公表されていますので、まだ一般的な認知度がそれ程は高くないヘミセルロース系の機能性成分についてを以下に記載したいと思います。
 
ヘミセルロースは複数の糖から構成される複雑な構造を有する多糖です。種々な糖鎖をその構造中に有しています。まさに糖質の豊庫と言ってよいと思います。近年、糖鎖の研究が進み、生命現象の発現と維持における糖鎖の役割と重要性が認識されて来ています。特に多細胞生物の細胞表面に存在し、細胞間の情報伝達に重要な役割を果たしている糖鎖は生体の恒常性の維持に欠かせない物質です。
 
ヘミセルロースは主としてアラビノース、キシロース等の五炭糖(ペントース)で構成されています。この組織は植物特有の組織です。通常、食物として摂取する野菜や穀類のヘミセルロースは腸管を通過し排泄されます。ヘミセルロースが吸収され、糖鎖として細胞と関わりを持つことはないと考えられます。しかし、ヘミセルロースをパーティクル化し糖鎖が体内に吸収された場合、マクロファージのTLR2レセプターを介して反応が起こることが考えられます。ヘミセルロースはそれ程魅力的な潜在機能を有する糖鎖の豊庫だと言えます。
  

4.ヘミセルロース誘導体の生体防御作用

1)各種のヘミセルロース誘導体について

 
①シイタケ菌糸体抽出物(LEM)
 
ヘミセルロース誘導体の最初の製品がシイタケ菌糸体抽出物(LEM)です。LEMはサトウキビバガスと米糠でシイタケ菌を培養し、約6ヶ月程度培養した培養基から水溶性成分を抽出したものです。シイタケ成分、代謝生産物、培地成分の分解物等の混合物です。
 
○有効性と有効成分へのアプローチ
 
当時この分野での研究の中心は、シイタケ由来の多糖β-1・3グルカンに関するものでした。β-1・3グルカンの免疫強化作用、即ちマクロファージの活性化は千原吾郎博士の論文(Nature(Lond),222:687,1969)で学術的に裏付けされ、免疫強化剤レンチナンが開発されていました。LEMも類似の作用が考えられることから、研究が開始されました。
菅野延彦教授(富山医科薬科大学名誉教授)の研究では、先ずLEM全体での生理活性物質として、マクロファージの活性化と癌細胞増殖抑制作用を確認し、その活性を指標として有効成分の分画を行いました。その結果、高分子画分(LAP-1)とやや低分子画分(LAP-2)に活性を認めました。LAP-1は多糖でLAP-2は糖たんぱくであり、糖の部分はいずれもアラビノース、キシロースを主な構成糖とするヘテログリカンでした。その組成から植物由来の食物繊維由来であろうと推測されました。(Anticarcinogenic Actions of Water-Soluble and Alcohol insoluble fractions from culture Medium of Lentinus edodes Mycelia : N.Sugano, Y.Hibino, Y.Choji and H.Maeda, Cancer Letters17(1982)109-114)
そしてLAP-1経口投与によるラットに対する3`‐Me-DAB誘発肝癌発癌に対する抑制作用を確認しました。(Anticarcinogenic Actions of an Alcohol-insoluble fraction(LAP-1) from culture Medium of Lentinus edodes Mycelia : N.Sugano, Y.Choji, Y.Hibino, and H.Maeda, Cancer Letters27(1985)1-6)
 
○臨床的効果の確認
 
1980年代、B型ウィルス性肝炎のワクチンは存在せず、国民病の一つとして、その治療薬の開発が望まれていました。そこでLEMは健康食品ではありますが、基本的に免疫調整作用を有し、B型肝炎に対する民間での効果が数多く認められていたことから、東京大学第一内科グループを中心にLEM研究会が組織され16施設で多施設間Open studyによる治療効果の検討が行われ有効性と安全性が示唆されました。
 
○高分子多糖(LAP)の吸収性について
 
高分子多糖BRMの経口投与における吸収率の向上に関する研究をされていた富山医科薬科大学(現富山大学)医学部の田澤賢次先生(現富山医科薬科大学名誉教授)はテクネシウムラベルによるLAPの吸収と臓器分布を証明しました。LAPは低い率ではありますが、経口摂取により腸管吸収され、全ての臓器に分布することが確認されました。そして中鎖脂肪とエマルジョン化することにより、さらに吸収率が高まり、特に肝臓への分布量は20倍に増加することも確認されました。
 
②AHCC
 
次に製品化されたヘミセルロース誘導体がAHCCです。AHCCのヘミセルロースは米糠に由来しています。ヘミセルロースが豊富な米糠培養液でシイタケ菌糸を培養することによって得られた培養濾液を凍結乾燥したものです。ヘミセルロースは原則的には不溶性です。米ぬかを温水抽出し粗濾化した懸濁液を主な炭素源としシイタケ(担子菌)の成育因子を加え、やや低温で好気下で培養します。キノコの菌糸には細胞外に複数の炭水化物分解酵素や繊維素分解酵素等を分泌します。要するに木質を溶かして単糖にして炭素源として使うための酵素を豊富に分泌します。この生物反応を資化と称しています。シイタケ菌糸体抽出物(LEM)とAHCCの製法の違いは固体培養と液体培養の違いです。またヘミセルロースの原料の由来もLEMがサトウキビと米糠で、AHCCは米糠となっています。
 
○品質の安定
 
AHCCは培養タンクを用いる液体培養によって生産されています。液体培養の長所は一定条件のもとに培養されることです。キノコ菌糸の液体培養は乳酸菌や酵母等に比べて培養日数も長く技術的には決してやさしくはありません。またスケールアップし、大量培養をする際にも大きな困難がつきまといます。しかし培養物は安定的に一定の内容の成分で生産できますので微生物を用いた機能性成分の生産には適した製法です。
 
○有効性
 
AHCCの有効性については多くの報告があります。
基礎的な生理作用については肝保護作用、糖尿病発症予防作用、感染症抵抗性、ストレス抵抗性、抗癌作用等生体防御作用についての有効性を示唆する広範囲な研究結果が報告されています。
 
・Protective Effects of Active Hexsose Correlated Compound (AHCC) on the Onset of Diabetes Induced by Streptozotocin in the Rat : Koji Wakame, Biomedical Research 20(3)145-152,(1999)
・Beneficial Effects of Active Hexose Correlated Compound (AHCC) on Immobilization Stress in the Rat: Shuyi Wang等, Dokkyo J. Med. Sci., 28(1), 559-565, 2001.
・Combination therapy of Active Hexose Correlated Compound Plus UFT Significantly Reduces the Metastasis of Rat Mammary Adenocarcinoma: Anti-Cancer Drugs, 9, 343-350,1998.
 
また、臨床的効果の有用性を示す報告もあります。担癌患者38名に対する6ヶ月間の継続接種により、免疫応答の改善を認め、癌治療における治癒力の向上が期待できることが報告されています。
 
そして肝癌手術後の患者269名に対する10年間の追跡調査も行われています。
 
健康食品の癌治療における補完作用について疫学的アプローチがなされ有意差が認められた報告は少なく、本研究は健康食品の有用性が評価される貴重な論文の一つであると思います。
 
・Improved prognosis of postoperative hepatocellular carcinoma patients when treated with functional foods: a prospective cohort study. : Y Matsui, J Uhara, S Satoi, m Kaibori, H Yamada, H Kitade, A Imamura, S Takai, Y Kawaguchi, A-Hon Kwon, Y Kamiyama, Journal of Hepatology, 37, 78-86 (2002)
 
③米糠アラビノキシラン誘導体(MGN-3)
 
AHCCと似た製造法で作られたヘミセルロース誘導体が米糠アラビノキシラン誘導体(MGN-3)です。MGN-3は米糠の温水懸濁液をシイタケ菌糸が産出する炭水化物分解酵素複合体で加水分解したものです。加水分解によって米糠のヘミセルロースは一部水溶化されると同時に低分子化されます。これらはアラビノキシラン、アラビナン、キシラン等五炭糖を主な構成糖とする多糖の集合体です。
 
これらの糖鎖を有する成分がナチュラルキラー細胞などの免疫細胞を活性化し、免疫システムを健康に維持します。MGN-3はシイタケ菌糸を培養しヘミセルロースを資化させることなく、酵素反応によってヘミセルロースを活性化していることが特徴です。この製法によってヘミセルロース誘導体の生成効率が向上しました。
 
○MGN-3の腸管吸収について
 
シイタケ菌糸体抽出物(LEM)の項においてLEMのヘミセルロース誘導体の腸管吸収をアイソトープのラベルによりラットを用いて確認しています。MGN-3についても腸管吸収に関する報告がありますので紹介します。
 
・Modified Arabinoxylan from Rice Bran (BioBran/MGN‐3) Beneficial for Weight Loss of Mice as a Major and Acute Adverse Effect of Cisplatin: Yuzo Endo and Hiroshi Kanbayashi,  Pharmacology & Toxicology, vol.92, 300-303. 2003.
 
シスプラチンの副作用によるマウスの体重減とその関連についてのMGN-3の保護作用を経口投与と腹腔内投与の2経路で検討し、いずれの投与経路においてもほぼ同様の効果が得られています。
 
○臨床試験について
 
米糠アラビノキシラン誘導体の免疫賦活作用を証明するために高齢者を対象に風邪というイベントを介して、その有効性を検討しました。この試験には神戸市で整形外科を開業されている市橋研一先生に多大なるご協力を頂いたものです。市橋先生はクリニックとは別に介護老人保健施設を経営されており、ボランティアはその施設の入所者で同意を得られた高齢者(平均年齢84才)50人を対象としました。群は25名ずつ2群とし、二重盲検法で(実サンプル3ヶ月 対照サンプル(プラセーボ)3ヶ月 冷却期間1ヶ月 合計7ヶ月)行いました。プロトコールに従って試験は完了しました。結果は明らかに風邪の症状の軽減、罹患期間の短縮等、高齢者の風邪による体力の低下の軽減効果を示唆するものでした。健康食品を用いた二重盲検試験は海外ではよく見られますが、国内で疾病を絡めたこの種の試験は稀なケースです。
 
・The Oral Administration of the modified Arabinoxylan From Rice Bran (HRB) Prevents a Common Cold Syndrome in Elderly People Based on Immunomodulatory Function: K. Tazawa, K. Ichihashi, K. Omura, M. Anazawa, H. Maeda, Journal of Traditional Medicines, Vol. 20(30)132-141, 2003
 
④発酵古代米
 
古代米の米糠を使ってヘミセルロース誘導体を生成したものが発酵古代米です。発酵古代米は古代米の一種である紫黒米のヘミセルロースをTrichoderma 由来セルラーゼ製剤を用いて加水分解したものです。さらに酵母を用いて発酵させることにより、グルコースが消費され、副産物として発酵中に産生されるガンマアミノ酪酸(GABA)や紫黒米の表皮中に存在するポリフェノールの一種であるアントシアニン(アントシアニングルコシド)が抽出されます。GABAは精神安定作用、アントシアニンは抗酸化作用が報告されています。
 
○弘前大学との共同研究
 
弘前大学名誉教授の加藤陽治先生は糖質の研究についての日本の代表的な研究者の一人です。加藤先生のグループの研究の一つとして紫黒米を用いたGABAを豊富に含有する食品の製造方法に関するものがあり、特許になっていました。発酵古代米の基本的な製造方法はそのパテントに基づくものです。
 
○発酵古代米の生理活性に関する基礎研究
 
発酵古代米の生理活性は多方面から検討されています。マクロファージ活性、ナチュラルキラー活性、抗腫瘍活性、抗酸化作用、抗ストレス作用等について期待されています。
 
・The peculiarity of fermented ancient rice and possibility to application as the functional food: H. Maeda, S. Ito, T. Miura, Y. Kato, The Japanese Academy for Clinical Complementary and Alternative Medicine (2006)
 
○臨床試験について
 
発酵古代米の癌の治療の補助作用については米ぬかアラビノキシラン誘導体(MGN-3)と同一試験を行い、その作用性を検討しております。発酵古代米はin vitro試験でMGN-3同様の有効性が示唆されています。ガンマアミノ酪酸とアントシアニンが生成されることから、発酵古代米が期待される場面は高齢者の生活の質(QOL)の改善であると考えています。
 
そこで重篤な基礎疾患を持たず、通常の生活を維持している高齢者(平均年齢72歳)で生活習慣病の治療で通院している患者を対象として発酵古代米によるQOLの状態を確認する目的でケーススタディを行いました。試験期間は3ヶ月でQOLに関するアンケート調査と免疫パラメータの測定および血清の生化学的検査を行いました。結果は睡眠、食欲、体調等のQOLの改善傾向が認められ、免疫システムの調整作用が示唆されるデータも得られています。
 
・The Safety and QOL improvement Effects of the Oral Administration of the Fermented Oryza Sativa subsp japonica in Elderly People: S Hirose, K. Omura, N. Shiraishi, H. Maeda, Geriatric Medicine 45(11);1469~1475,2007
 
⑤NEO-ARABIX(米胚芽・米糠発酵抽出物)
 
これまでは、いかにヘミセルロース誘導体を効率的に生成するかが着目点でしたが、三次機能研究の進展から他にも米糠に由来する機能性成分が明らかになってきました。米糠及び米胚芽に関する長年に渡る研究開発から、γ-オリザノール、トコフェロール、トコトリエノール、ステロール、フェルラ酸、スクワラン、γ-アミノ酪酸及びセラミド等数多くの有効成分が発見されて来ました。これらはすでに医薬品、機能性食品、健康食品、食品添加物、化粧品用素材として、広い分野で応用されています。これまでの効率化優先の製造法を見直し、他の成分(グルコシルセラミド、エルゴステロールパーオキシド、フェルラ酸、ホスホセリン、システイン等)を同時に生成するように工夫されたものが米胚芽発酵抽出物です。酵素製剤で加水分解するのではなく麹菌による固体培養で製造されています。その為に手間と時間がかかりますが、日本の伝統的発酵手法を活かしたとも言えます。一般食品と異なり味見などで品質を確認できませんので、最適な発酵段階を米由来ポリフェノールの生成量を指標として確認しています。
 
また、以前のヘミセルロース誘導体の研究では極微量で存在を確認できなかった植物共生菌由来の糖脂質(LPSまたはグリコリピド)が活性に関与していることが分かってきました。比較的に低分子でミリグラム単位ではなくマイクロ・ナノグラム単位の量で活性を有していたためです。またこの成分は世界的な免疫研究の権威である大阪大学微生物病研究所 生体防御研究部門 自然免疫学分野 審良静男医学博士の研究により、ワクチンのアジュバント(免疫補助剤)として有効であると評価されて医薬品への応用試験が行われています。NEO-ARABIXは米胚芽発酵抽出物に、品質を担保出来る量の米糠発酵抽出物由来の糖脂質を配合した複合原料素材です。これは個人によって異なる免疫細胞のレセプター感受性に左右されず、機能性成分同士の相乗作用を意図したものです。これまでのヘミセルロース誘導体中心のものと比べて1種類の成分に頼らず、幅広く対応が出来る事を期待したものと言えます。
 

2)免疫増強のメカニズム

 
ヘミセルロース誘導体は経口摂取によって免疫力へ影響を与えることのできる成分として研究開発されたものです。キノコや酵母等のベータグルカンやアルファマンナン等の比較的高分子の成分とは性質を異にしています。前者が吸収されにくいことに対して、ヘミセルロース誘導体は分子量から考えて吸収されやすいと予測されることです。
 
加水分解されたヘミセルロースは高分子の場合と異なり、水溶化を示します。マクロファージに対する反応性は不溶性成分と水溶性成分では全く、その性質が異なります。
 
ベータグルカンは不溶性です。ベータグルカンがマクロファージを活性化することは周知の事実ですが、これは貪食による物理的な反応に近いものと考えられます。
 
一方で加水分解されたヘミセルロースは水溶性ですから免疫細胞との間で生化学的反応を起こす可能性を有しています。つまり細胞表面に存在するレセプターとの親和性を有する構造を通して、免疫細胞を活性化すると考えています。以上のことから、摂取することによって免疫細胞に影響を及ぼす機能性成分は腸管吸収可能な分子量であること、免疫細胞レセプターと親和性を有する構造を持つことの条件を備えていまければなりません。
 
腸管のパイエル板から吸収されたヘミセルロース誘導体は腸壁の内側に存在するマクロファージ、NK細胞等のレセプターに結合し活性化すると考えられます。活性化されたそれらの細胞が連鎖反応的に他のリンパ球を活性化し、全身免疫の活性化に波及するものと考えています。このようヘミセルロース誘導体の摂取による免疫増強のメカニズムは薬剤の注射による作用とは根本的に異なるものと考えられます。食品成分の免疫に関する作用は一種の腸管免疫の作用であり、それも腸管の内側に存在するリンパ球への影響を与える引き金となるものと考えます。
 

3)ヘミセルロース誘導体関連物質の有効性を示唆する研究

 
臨床的有効性に関する論文・研究
 
・HBe抗原陽性慢性肝炎に対するLEMによる治療:原田尚、兼高遠貳、肝胆膵 14(2):327-335,1987
・担癌患者に対する植物由来多糖類抽出物(AHCC)の効果-免疫パラメーターperformance statusへの影響-:宇野克明ら、Biotherapy 14(3)303-309,2000
・Improved prognosis of postoperative hepaotocellular carcinoma patients treated with functional foods : a prospective cohort study : Y.Matsui et al, Journal of Hepatology, 37. 78-86 (2002)
・The Oral Administration of the modified Arabinoxylan From Rice Bran (HRB) Prevents a Common Cold Syndrome in Elderly People Based on Immunomodulatory Function: K. Tazawa, K. Ichihashi, K. Omura, M. Anazawa, H. Maeda, Journal of Traditional Medicines, Vol. 20(30)132-141, 2003
・NK Immunorestoration of cancer Patients by BioBran/MGN-3,A Modified ArabinoxylanRiceBran(study of 32 Patients Followed for up to 4 Years):Mandooh Ghoneum and Jimmy Brown, Anti-Aging Medical therapeutics,Vol.3,217-226,1999
・The Safety and QOL improvement Effects of the Oral Administration of the Fermented Oryza Sativa subsp japonica in Elderly People: S Hirose, K. Omura, N. Shiraishi, H. Maeda, Geriatric Medicine 45(11);1469~1475,2007
 
基礎的有効性に関する論文・研究
 
・Effect of Extract of Cultured Lentinus edodes mycelia (LEM)on Polyclonal Antibody Response induced by Porkweed Mitogen : Y.Mizoguchi,S.Morisawa, Gastroenterologia Japonica,22,No.5 1987
・Anticarcinogenic Actions of Water-Soluble and Alcohol insoluble fractions from culture Medium of Lentinus edodes Mycelia : N.Sugano, Y.Hibino, Y.Choji and H.Maeda, Cancer Letter17(1982)109-114
・L. Edodes mycelia(シイタケ菌菌糸)水溶性抽出物のマクロファージに対する作用と細菌感染防御効果:松村治雄、寺田泰比古、前田浩明、中野昌康、日本網内系学会会誌、第2巻、第2号、201207,昭和62年
・担子菌培養抽出物であるAHCCのマウス四塩化炭素肝障害モデルに対する肝保護作用:孫歩祥、若命浩二、向田朋美、豊島厚司、金沢勉 小砂憲一、Natural Medicines,51(4),310-315(1997)
・Protective Effects of Active Hexsose Correlated compound (AHCC) on the Onset of Diabetes Induced by Streptozotocin in the Rat : Koji Wakame, Biomedical Research 20(3)145-152,1999
・実験的顆粒球減少マウスモデルにおける担子菌標品AHCCのCandida Albicans感染予防効果:池田達夫ら、日本医真菌学雑誌、441271312003
・Enhancement of Human Natural killer Cell Activity by Modified Arabinoxylan from RiceBran(MGN-3) : M.Ghoneum, Int. J. Immunotherapy, Vol. ⅩⅣ (2),89-99,1998
・The Effect of Modified Arabinoxylan from RiceBran (MGN-3) on Cisplatin and Doxorubicin Induced Toxity in the Rat : H.Jacoby, G.Wnorowski, K.Sakata, H.Maeda, Jounal of Nutraceutical Functional & Medical Foods, Vol.3(4)3-11,2001
・Modified Arabinoxylan from Rice Bran (BioBran/MGN-3) Improves Glucose Tolerance in NIDDM Adult Rats Given Streptozocinas Neonates, I. Ohara, K. Onai, H. Maeda, Studies, Aichi Gakusen University, No.37,pp.17-23, 2002.
・The peculiarity of fermented ancient rice and possibility to application as the Functional food : Hiroaki Maeda, Seiko Ito, Tomisato Miura, Yoji Kato, The Japanese Academy for Clinical Complementary and Alternative Medicine(2006)
 

4)植物共生菌由来の糖脂質(LPSまたはグリコリピド)の有効性を示唆する研究

 
臨床的有効性に関する論文・研究
・Clinical Effects of Orally Administered Lipopolysaccharide Derived from Pantoea agglomerans on Malignant Tumors : ANTICANCER RESEARCH 36: 3747-3752 (2016)
・Intradermal administration of lipopolysaccharide in treatment of human cancer :Cancer Immunology and Immunotherapy, 42: 255-261(1996)
・The analgesic effect of orally applied lipopolysaccharide (LPSp) through induction of the TNF and .BETA.-endorphin in post-operative patients : Biotherapy(Tokyo) ,8(3): 348-349 (1994)
・In 100 individuals who take M&M manufactured by Le Cher Inc., a questionnaire survey on the presence or absence of influenza during its season was performed, and the results were compared with statistics in the whole Japan (refer to the investigation by National Institute of Infectious Diseases).: in-house research by Le Cher Inc.
・LPS was orally administered to 5 patients with severe atopic dermatitis for 2 months, and symptoms were examined by a physician.: Mizonokuchi hospital, Teikyo Univ. report
 
基礎的有効性に関する論文・研究
 
・Pantoea agglomerans: a mysterious bacterium of evil and good. Part IV. Beneficial effects : Annals of Agricultural and Environmental Medicine 2016, Vol 23, No 2, 206–222
・A Lipopolysaccharide from Pantoea Agglomerans Is a Promising Adjuvant for Sublingual Vaccines to Induce Systemic and Mucosal Immune Responses in Mice via TLR4 Pathway : PLOS ONE | DOI:10.1371/journal.pone.0126849 May 15, 2015
・Differential Expression of mRNA in Human Monocytes following Interaction with Human Colon Cancer Cells : ANTICANCER RESEARCH 31: 2493-2498 (2011)
・Preventative and Therapeutic Potential of Lipopolysaccharide Derived from Edible Gram-Negative Bacteria to Various Diseases : Current Drug Therapy,2008,3,26-32
・Chylomicrons promote intestinal absorption of lipopolysaccharides : Journal of Lipid Reserch Volume 50, 2009
・Gut microbiota and lipopolysaccharide content of the diet influence development of regulatory T cells: studies in germ-free mice : BMC Immunology 2008, 9:65
 

植物発酵酵素「MANDA-L5000」製品概要

MANDA L5000とは...

 
「MANDA-L5000」は、50数種類の植物原料(黒砂糖をベースに、果実類・野菜類・穀類・海草類・種子類など)を、微生物の酵素の働きを活かした独自の発酵技術で、4年以上発酵・熟成させて造り出された植物発酵食品です。
 

酵素とは…

酵素とは、消化→吸収→燃焼→排泄の様々な過程で行われる化学反応が、円滑に行われるための潤滑油のような働きのあるもので、人間・動物・植物から微生物に至るまでの生物がすべてもっている非常に重要な物質です。
 

健康によい発酵食品

酵素によって発酵された食品は、世界中で親しまれてきた伝統的な食品であり、例えば、日本では、味噌・酢・納豆など、また、外国では、チーズ・ヨーグルトなどで、最近では、これらの発酵食品が健康の増進に役立っていることが科学的に証明されています。
 

腸内環境の正常化

それは、これらの発酵食品は、腸内細菌層の正常化に欠かせない働きがあり、特に、善玉菌(ビフイズス菌・乳酸菌など:植物性の食物を分解するのが得意で、糖分を分解して酢酸や乳酸を作り、悪玉菌の増殖を抑制する)の活動を活発にし、悪玉菌(大腸菌・ウエルシュ菌など:動物性タンパク質を腐敗発酵させ、インドール、スカトールなどの発癌物質を発生する)の活動を抑制して、腸内環境の正常化を促進するからです。
 

長期間発酵=低分子化=高い吸収力

「MANDA-L5000」は、長い期間をかけて低分子化された発酵食品ですから、消化能力の弱い方でも非常に吸収が良く、すばやく腸内環境が正常化され、消化→吸収→燃焼→排泄の機能が高まっていきます。
 

多くの医学的研究成果

また、このような作用だけではなく、さらに、これは医薬品ではなく植物発酵食品ではありますが、国内外の大学でも多くの医学的な研究成果が上がっており、学術データも豊富ですので、ご安心して摂取して頂くことができます。
 

小腸からの吸収力も向上

MANDA-L5000により小腸からの吸収力が向上しますので、体力が低下されている方でも、効率的に栄養補給ができるようになります。
 

万田酵素 開発の目的

 
健康保険法の改正、高齢化社会の到来などの社会情勢は、“健康”であるために、自らの生活習慣に個人個人が気をつけることを求めています。
 
いわゆる未病(病気になってから治すより、病気にならない体をつくる)という考え方や学問が今後ますます注目されてくるものと思われます。こうしたセルフメディケーション"志向の高まりの中にあって“食”は極めて大切な要素です。
 

健康の鍵は腸

 人間は、食べたものを上手に腸内で発酵させ、高い栄養分にして絨毛を通じて吸収します。その栄養分が血液にのって体内の各細胞に送り込まれ、質の高い健康が保たれるのです。つまり良い腸内発酵は、高いエネルギーを生み出し、丈夫な体をつくりあげるのです。
 

自然が育む生命の源

 人間を含め、すべての動物は、光合成によって育てられた植物を利用して生命を維持しています。光合成とは、植物が太陽エネルギーを取り込むことにより無機物を有機体につくりあげる作用のことです。一般に植物が1年間に受ける太陽エネルギーは積算温度で約2~3万度と言われ、植物自体が素晴らしいエネルギーの蓄積をしています。
 

種の生命力・エネルギー

 種は、はかり知れない生命力を持っています。小さな粒が、ある程度の水分や温度などの環境条件が整うだけで、誰の力 も借りず自力で立派に芽を出し葉をつけ花を咲かせます。2千年以上昔の蓮の種が見事に発芽した例もあり、種には素晴らしい生命力、エネルギーが宿っているといえます。
 

人体のイメージを想定した万田酵素

 こうした考えから、光合成によってエネルギーを蓄積した植物を原材料に、より強い実や種を使い分け、人体の胃・腸・胎内を想定した樽の中で発酵・熟成させることで、エネルギーを抽出しています。
 

万田酵素の働き

 
人間は、光合成によって素晴らしいエネルギーを蓄積した植物を直接、又は間接的に食べて生命を維持しています。腸は、光合成によって植物が取り入れた太陽エネルギ-を摂取することのできる素晴らしい発酵槽です。つまり、私達は食べたものを上手に腸内で発酵させ、高い栄養分にして絨毛を通じて吸収します。その栄養分が血液にのって体内の各細胞に送り込まれ、高いエネルギーを生み出し、丈夫な体をつくりあげるのです。
 
万田酵素は、出来上がるまでの一連の過程を全て人体のイメージで想定し環境を整え、長い年月をかけて創り上げます。
 
こうして出来上がった万田酵素は消化、吸収、燃焼、排泄といった人間が健康的に過ごすために不可欠な生理作用の手助けをしているのです。
 

 

万田酵素製造工程

 

1.<原材料>


 
黒砂糖をべ-スに果実類・野菜類・海草類・穀類など50数種類の原材料を使用しています。発酵過程の中で、発酵微生物は原材料をエサに様々な代謝物を生み出し、製品の価値を高めてくれます。
 
 
 

2.<培地づくり>


 
数種類の果実類と黒砂糖を数カ月間発酵させ、ペースとなる培地をつくります。その後の発酵過程の中で、仕込む原材料と時期を使い分けて、製品化を進めていきます。
 
 
 

3.<層の調整>


 
全ての原材料を、一度に仕込む方法ではないため、こうして攪拌することにより、層の調整をする必要があります。また、程よい酸素の取り込みにより酵母の働きが活発化します。
 
 
 

4.<最終調整>


 
発酵期間中の温度管理に応じて加温と冷却を行っています。皆様によりおいしく召し上がっていただくために、最終段階で48メッシュのフィルターによりろ過します。
 
 
 

5.<品質管理>


 
安心して召し上がっていただけるよう、厳しい品質検査がなされ、高速液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーなどの分析機器を使っての理化学検査をはじめ、官能検査、微生物検査なども行っています。
 
 
 

6.<研究開発>


 
医学博士、理学博士などの研究スタッフが、新たな価値ある製品づくりを目指して日夜、研究を重ねています。
 
 

万田酵素最高品質<MANDA-L5000>

 
こうして、独自の発酵技術で4年以上の歳月をかけて製品化します。
 
 
 

鮫抽出脂質とは

 
 鮫抽出脂質は、ニュージーランド国立オタゴ大学と政府直属の研究機関インダストリアル・リサーチ・リミテッドにより研究・開発された特殊な脂質です。そして2001年12月に世界120ヶ国(PCT)に対しての特許申請を行いました。現在、世界中の医科学研究者達はアルファー・インターフェロン等々の数多くの異なる血管新生抑制物質の研究を行っています。
 
 今回ご紹介する鮫抽出脂質が、これらの製品と違う点は、経口投与が可能であり、胃での消化システムによっても分解されないオメガ3脂肪酸の特殊な組成比があり、身体の多くの器官に確実に供給されることです。この鮫抽出脂質は、血管新生誘引を強力にブロックし成長を抑制します。(抗血管新生作用)これらの研究は、国立オタゴ大学医学部によるin vitro、in vivo 試験により証明され、また、毒性テストにおいても大きな問題が無いことが確認されております。
 
 この鮫抽出脂質は、従来のアメリカで使用されている鮫軟骨末に比べた場合、血管新生抑制作用においてin vivo で約30倍、in vitro試験では約100倍の効果があることが証明されております。このことは、実際に服用するにあたって三十分の一程度量で良いことであり、ご愛用いただく方々においては、肉体的にも、経済的にもその負担が軽減される事が期待されます。

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